一般財団法人法政大学経営者懇談会活動報告


新年賀詞交歓会及び講演会
「新年賀詞交歓会・新春時局講演会」東京・四ッ谷主婦会館で開催
 

平成24年1月17日(火)に経営者懇談会毎年恒例の新年賀詞交歓会・時局講演会が四ッ谷の主婦会館にて法政大学増田壽男総長様はじめ多くのご来賓をお迎えして、総勢70名に近いご出席を得て開催された。

増田壽男法政大学総長先生のご挨拶

平成24年(2012年)一般財団法人法政大学経営者懇談会 新年会 四ッ谷 主婦会館

第1部は佐藤総務担当理事司会のもと、昨年に引き続き政治経済研究所所長古藤昇司先生の講演会から始まった。

古藤昇司先生の時局講演

古藤先生の今年の演題は「野田政権の行方と日本の経済の再生!!」で、田中角栄元総理大臣の秘書時代に培った幅広い人脈からの活きた情報を披瀝頂きました。

当日は野田改造内閣が発足したばかりで、まさにオフレコ情報満載の感があるホットな情報のお話しから始まった。政治の世界は一瞬先は闇であると言われているが、国際的に日本が置かれた状況を考えると政治のゴタゴタはまさに国益を失わせており、しかも今年の前半にも政局がらみの変動が起きそうとの予見であった。このようなデフレ下での日本の経済状況で増税論議など過去の政権での結果を見れば国民の支持を失う主因になっていることは分りきったことである。

今、政治がやらなければならないのは景気の浮揚である。政治家・官僚・経済界が一丸となってデフレを脱却しなければならない。この先鞭となるのはエネルギー政策である。原子力発電に代って枯渇性エネルギーとしての天然ガスを使った火力発電や深海にあるメタンハイドレートなどの有効活用、そして再生可能エネルギーとしての太陽光、地熱、風力などの利用をもっと強力に推し進めなければならない。日本はそのエネルギー開発・利用技術では最先端を行っているのに、エネルギー政策ではドイツや韓国の後塵を拝しておりこの状況を早く脱しなければならない。これには政治の力強いリーダーシップが必要であるが、先に述べたようにゴタゴタが続いており、政治家は日本の国益を著しく低下させているこの状況に早く気づいて欲しい。

国民も忍耐強いばかりが美徳ではない。必要な時には断固たる判断を政治家に求めなければ第2、第3のギリシャやスペインと同じような苦境を経験することになり、気づいたときには既に遅く立ち直れなくなる。皆さん!声を上げて政治を変えて行こう、として講演を締めくくった。

講演後は新春賀詞交歓会場に場所を替え、オーケストラハモンの弦楽四重奏が奏でる法政大学校歌のなか入場し、長瀬達也本会総務副委員長の司会により交歓会が始まった。

オーケストラハモンの弦楽四重奏

はじめに本会金子理事長挨拶のあと、お祝辞を増田法政大学総長先生、渡邉後援会総務様、井坂文学部同窓会長様、辻田経済学部同窓会長様、松谷理系同窓会長様から頂き、本会の曽根理事よりご来賓のご紹介後、新入会員6名のうち当日出席の4名に金子理事長より会員証と記念品を授与した。次に本会の小佐野文雄名誉会長の発声で乾杯をし、歓談に入った。

宴も佳境となった時に北澤会員の司会によりビンゴゲームを行い、会員の寄贈による景品を次々とゲットしてはご出席者様から歓声が上がった。

宴も盛り上がってきたが本会児玉監事による力強い発声で中締めが行われ、本会長嶋会員の社員であり、本学応援団OBでもある高橋正大様のリードで出席者一同肩を組んでの校歌斉唱を行い、本会佐生副理事長が閉会の挨拶を行った。

今年は総務委員会担当の新年会にタスクフォーススタッフ(TFS)のアイディアを組み込み、在校生の久保田美咲嬢の盛花及びオーケストラハモンの弦楽四重奏の生演奏を取り入れるなどしたこともあり、出席者から好印象を持たれた。このような試みを今後のイベントに生かして行きたいと考えている。

久保田美咲さんの盛花